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健康の知識

梅雨から夏にかけて発生が集中する食中毒、黄色ブドウ球菌とは

梅雨時期は
食中毒が増えてきます。

それは

食中毒の主な原因である細菌が
気温が高く
湿気が多くなる
梅雨から夏にかけて
細菌の増殖が活発になるからなのです。

その食中毒の
原因のとなる細菌のひとつが
黄色ブドウ球菌です。

黄色ブドウ球菌とは

自然界に広く存在しており
動物や人にも生息しています。

健康な人の
鼻の中やのどの中
腸管、皮膚
髪の毛、傷口などに
生息しています。

また
ほこりの中などにも
存在します。

食中毒の原因となるだけでなく
化膿した傷口や
にきびなどに存在する
代表的な原因菌なのです。

ごくごく小さな球形をした菌で
複数の菌が集まり
ブドウの房状に見えます。

そして
培養した際に
黄色い色素を出すことにより
黄色ブドウ球菌
と名付けられたそうです。

 

黄色ブドウ球菌が
食べ物の中で増殖するときに

エンテロトキシン

という毒素を作り
この毒素が含まれた食品を食べると
食中毒を引き起こします。

黄色ブドウ球菌は熱に弱く、
中心部75℃で1分以上の加熱で
死滅しますが

エンテロトキシン毒素が
産生されてしまうと
100℃で30分間加熱しても壊れないため
再加熱をしても毒素は残ってしまいます

黄色ブドウ球菌食中毒の症状

潜伏期間は
食後30分〜6時間程度です。

症状は

激しい吐き気
嘔吐
下痢
腹痛

などで

嘔吐の回数は
毒素の量によって異なります。

一般的に1〜3日以内に回復します。

エンテロトキシンに対する感受性は
個人差が大きいといわれており
感受性によって
症状の表れ方に違いがあります。

そのため
同じ食品を食べても
発症しない人と
重い症状が表れる人がいます。

発生しやすい時期

黄色ブドウ球菌は細菌ですので
他の細菌と同じように
気温が高く
湿気の多いときに増殖します。

ですので
梅雨から夏にかけては
細菌が増殖しやすいので
食中毒が増える傾向にあります。

原因となる食品

どのような食品でも
原因となりえますが

調理する人の手指から
細菌が食品に付き
感染源となることが多いので
素手で作る手作りの食品
が多いとされています。

おにぎり
お弁当
サンドイッチ
ケーキ
和菓子

などが多いとされています。

黄色ブドウ球菌食中毒を防ぐには

黄色ブドウ球菌を防ぐためには
食中毒予防三原則を守ることです

食べ物に黄色ブドウ球菌をつけない

調理前にはしっかりと手を洗う。

手についた細菌を残さないために
きれいに洗い流しましょう。

手や指に傷や手荒れがあるときは手袋を着用する。

手や指の傷の中に
細菌が生息していることがあります。
ですので
傷が食べ物に触れないように
手袋をしましょう。

調理中に髪や顔を触らない。

髪の毛などにも
細菌は生息しています。
調理中は髪の毛や顔などを
触らないようにしましょう。

調理器具などは清浄・殺菌する。

まな板や包丁などに
細菌がついていることがあるので
使う前や使った後は
きれいに洗浄・殺菌をしましょう。

食べ物の中の黄色ブドウ球菌を増やさない

調理後は速やかに食べる。

調理後
常温で置いている間に
細菌が増殖していきます。
作ったものは早めに食べましょう。

保存の場合は冷蔵庫や冷凍庫に入れる。

作ったものが残った場合は
速やかに冷蔵庫や冷凍庫に入れ
細菌の増殖を防ぎましょう。

時間のたった食べ物は思い切って捨てる

常温で置いていた場合
細菌が増えていることがあります。
目には見えませんので
防ぐために思い切ってすてましょう。

食べ物の中の黄色ブドウ球菌をやっつける

食品の中心部までしっかりと加熱する。

細菌は
中心部が75℃で1分以上の加熱で
死滅します。

ですので
死滅させるために
しっかりと加熱をして
細菌をやっつけましょう。

参考梅雨時期から増えてきます!食中毒予防の3原則と6つのポイント

食中毒は梅雨から夏にかけて 発生しやすくなります。 食中毒の原因となる細菌は 湿気と栄養を好みますので 湿気が多くなり気温が上がる 梅雨から夏にかけて 増殖が活発になるからなのです。 食中毒はどのよう ...

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まとめ

食中毒の細菌は目には見えません。
黄色ブドウ球菌は
どんな食品にでも発生しますので
少しでも怪しいと思ったときは
思い切ってすてましょう。

そして
梅雨の時期は
特に食品が傷みやすいので
普段からの心がけで
食中毒を防ぎましょう。

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