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同じ仲間のカリフラワーとブロッコリーの栄養の違い

カリフラワーと
ブロッコリーは
形がよく似ていますよね。

共にキャベツの仲間
花蕾(つぼみ)の部分が
食用になるところも同じです。

似ているのは
両方とも同じ先祖をもつ野菜
だからです。

同じように見えますが
どのような違いがあるのでしょうか。

カリフラワーとブロッコリーの栄養の違い

カリフラワーは
ビタミンC葉酸の量が
ブロッコリーより多く含まれています。

ブロッコリーのビタミンCは
茹でると溶け出して逃げてしまいますが
カリフラワーのビタミンCは
茹でてもビタミンCの成分が
壊れにくい特徴があります。

全体的な栄養素は
ブロッコリーの方が多く
特にβーカロテンの量が
豊富でカリフラワーより50倍あります。

ブロッコリー
葉野菜のような味わいがあり
カリフラワー
淡白で優しい甘みがあります。

見た目や色もそれぞれ特徴があるので
料理によって使い分けるといいですね。

カリフラワーとブロッコリーの主な栄養

カリフラワーの主な栄養

カリフラワーは
栄養素が多く
特にビタミンCが豊富で「畑のビタミンC」
と言われます。

カリフラワーに含まれるビタミンCは
キャベツの約2倍
果物のイチゴやいかんよりも多いです。

・ビタミンC
・ビタミンB6

・葉酸
・パントテン酸など

ブロッコリーの主な栄養

ブロッコリーは
栄養素をバランスよく含んだ緑黄色野菜です。

・βーカロテン
・ビタミンC
・ビタミンE
・葉酸
・カリウム
・食物繊維 など

栄養成分の特徴

ビタミンC

ビタミンCは
皮膚やコラーゲンの合成に
必要なビタミンです。

肌、骨、血管などの
健康の維持に役立ちます。

また
ウイルスや菌から体を守る機能をサポートして
免疫力を高めてくれます。

ビタミンB6

タンパク質の分解を助ける
働きがあります。

肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぎ
肝脂肪の予防に効果を発揮します。

他にも
赤血球のヘモグロビンの合成にも
欠かせないビタミンで
皮膚の抵抗力の増進
免疫機能の正常な働きを助けてくれます。

葉酸

葉酸は
赤血球を助ける働きがあるので
貧血の予防
免疫の症状
皮膚を健康的にする効果があります。

パントテン酸

パントテン酸は
エネルギーの代謝
欠かせない栄養素です。

免疫抗体の合成
薬物の解毒などがあります。

また
副腎皮質ホルモンは
ストレスを和らげる効果があり

パントテン酸は
そのホルモンを合成する働きがあるので
「抗ストレスビタミン」と言われています。

βーカロテン

緑黄色野菜に多く含まれるβーカロテンは
体内でビタミンAに変わり
目や皮膚、粘膜の健康を保ち
細菌の感染を防ぐ効果が期待できます。
健康を保つのに必要な栄養素です。

ビタミンE

強い抗酸化作用を持つ
脂溶性のビタミンです。

体内の脂質の酸化を防ぎ
動脈硬化や血栓の予防
悪玉コレステロールの減少などの働きがあります。

加齢によって
発症しやすい疾患の予防に役立つことから
若返りビタミンとも言われています。

カリウム

カリウムは
体に残った余分なナトリウム(塩分)を体外に排出し
血圧を抑えてむくみを解消する
効果があります。

食物繊維

食物繊維は
余分な脂質、糖、ナトリウムを排出してくれるので
便秘の予防など、腸内環境を整えてくれます。

血糖値上昇の抑制
血液中のコレステロール濃度を
低下させるなどの働きもあります。

カリフラワーとブロッコリーの旬

通年
スーパーなどで見かけますが
カリフラワーの旬
涼しい気候でよく育つため
冬の10〜3月ごろです。

ブロッコリーの旬
冬の11月から3月ごろです。

旬の時期も似ています。

鮮度の良いカリフラワー、ブロッコリーの見分け方

カリフラワー、ブロッコリーで共通している見分け方

・茎がしっかりしているもの

・切り口がみずみずしい

・茎に空洞がない物

・こんもりと盛り上がっている

・ずっしり重たい

 

カリフラワー

・変色がなく白い色のもの

ブロッコリー

・鮮やかな緑色のもの

鮮度が良いものは
柔らかくて
甘みが強く美味しいですよ。

まとめ

カリフラワーとブロッコリーは
同じ先祖を持つキャベツの仲間ですが
栄養素に違いがあります。

ブロッコリーは緑黄色野菜ですが
カリフラワーは
その他の野菜に分類されています。

カリフラワーは
ビタミンCが壊れにくく
ブロッコリーは
βーカロテンが多いという特徴があります。

カリフラワーもブロッコリーもクセが少なく
他の野菜とも相性が良いので
それぞれの美味しさを楽しみましょう。

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