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料理の雑学

青いバナナから完熟になるまでの栄養成分の変化と保存方法

離乳食の赤ちゃんから大人まで
親しまれているバナナは
栄養が豊富で体の健康に良く
腹持ちが良いので
栄養補給にピッタリの果物です。

熟す前の青いバナナから
黒い斑点模様が出てくる
黒くなってきているバナナまで
食べられます。

そして
成長段階で色が変わるごとに
栄養素も変化しているのです。

バナナは青い状態から完熟の成長過程で栄養成分や糖質が変わります

バナナの色が変化するにつれて
栄養成分も変化します。

青いバナナから黒いバナナへと
熟成が進む過程での
主な栄養の変化は

 青いバナナ(未熟な状態)

青いバナナは
未熟な段階で収穫されたもので
一般的な黄色いバナナよりも
青みがかっています。

未熟なバナナなので
中心部のでんぷん(レジスタントスターチ)が
まだ糖に変換されていないため
でんぷんが豊富です。

・青いバナナの主な成分、ジスタントスターチの特徴

消化が難しい
レジスタントスターチは
小腸での消化が難しく
そのまま大腸に達します。

大腸で発酵されることで
腸内環境を整え
善玉菌の増加を促進します。

血糖値への影響が少ない
レジスタントスターチは
血糖値の急激な上昇を抑え
インスリンの分泌を緩やかにします。

これは
糖尿病や血糖コントロールに
働きます。

満腹感が得られる
レジスタントスターチは

腸内で発酵されることにより
満腹感が得られて
食欲をコントロールするのに
役立ちます。

青いバナナは
そのまま生で食べることもできますが
熟成が進む前に食べると硬く
甘みが少ない特徴があります。

レジスタントスターチを摂取するためには
料理スムージーに加えて
食べると食べやすくなります。

黄色いバナナ(熟成が進んだ状態)

・糖分

熟成が進むと
でんぷんが糖に変わり
バナナが甘くなります。

糖分が増加するため
エネルギー源として役立ちます。

 

・食物繊維

黄色いバナナには
食物繊維が豊富に含まれます。

消化を助け
便秘の予防に効果的です。

 

・アンチオキシダント

熟成が進むと
アンチオキシダントの量が増加し
免疫力向上
細胞、ストレスを
抑える役割をしてくれます。

黒い点々が多いバナナ(完熟状態)

・糖分

糖分が最も多くなり
甘みがピークに達します。

ですので
即座にエネルギーを供給するのに
適しています。

 

・栄養素濃度

他の栄養素もより濃縮され
黒い部分が多いバナナには
ビタミンやミネラル、抗酸化作用が
より豊富に含まれているので

アンチエイジング効果
肌荒れ防止などに
期待が出来ます。

 

・消化

黒いバナナは
でんぷんが糖に変換されているので
消化されやすくなります。

熟成が進むにつれて
バナナの味が変わり
消化吸収されやすくなります。

 

赤ちゃんの離乳食におすすめのバナナと栄養成分

バナナは
栄養豊富で手軽に持ち運びが出来るので
赤ちゃんの離乳食の食材に
活躍してくれる果物です。

柔らかくて消化しやすく自然な甘み
赤ちゃんにとって食べやすいので
助かります。

離乳食に使うバナナは
完熟した食べごろのバナナを使います。

バナナは早くエネルギーに変える以外にも

ビタミンC
ビタミンB6
カリウム
マグネシウム など

赤ちゃんに必要なビタミンと
ミネラルが豊富に含まれています。

赤ちゃんの成長や発育に必要な栄養素で
免疫力や神経機能にも役立ちます。

食物繊維も含まれているので
腸の動きを促進して
便秘の予防や改善に働きます。

離乳食初期から食べられるバナナの食べ方と離乳食の保存

柔らかく調理しやすいバナナは
離乳初期から食べられます。

 

・離乳食初期(5~6ヵ月)

バナナをすりつぶしながら
少しずつ水を加えてペースト状にします。

ベビースプーン1杯程度から
始めてください。

 

・離乳食中期(7~8ヵ月)

20〜30gのバナナを加熱して
舌で潰せる固さにします。

加熱するときに
豆乳細かくちぎったパン
柔らかくした人参などを
一緒に入れて煮込むと
美味しい離乳食が出来ます。

 

・離乳食後期(9~11ヵ月)

30〜40gのバナナを加熱して
粗く潰します。

柔らかく茹でたじゃがいも
かぼちゃを粗く潰して
一緒に食べると
食感が出て食事も進みますよ。

 

・冷凍保存方法

離乳食で使うバナナを
一度にたくさん作って
氷冷皿に入れて冷凍保存すると
1週間ほど保存できます。

解凍は
冷蔵庫で自然解凍して
小鍋で再加熱し
冷ましてから食べさせます。

再加熱の時に
アレンジも出来るので
バリエーションが増えます。

バナナは常温保存で!半分に切ったバナナは皮ごとラップに包んで冷蔵保存しましょう

バナナを美味しく長持ちさせたいのに
保存方法がわからず
数日で黒くなって
しまうことがあります。

バナナの保存方法を知って
鮮度よく日持ちさせましょう。

バナナは暖かい国で育つ果物なので
寒い場所は苦手です。

常温保存するときの
適温は15〜20℃です。

部屋の温度が管理されやすい
リビングなどに置くと適温です。

置き方は
山型に置くと
接触面が少ないので
傷みにくく保存できます。

また
バナナスタンドを使うと
接触面が少ないうえ
風通しも良くなるので
より傷みにくく保存できます。

バナナスタンドがない場合は
S字フックや紐で吊るすと
同じ効果が得られます。

 

カットしたバナナは皮ごと
冷蔵保存しましょう。

バナナの切り口にラップを
ピッタリとくっつけ
全体を包みます。

皮の部分も包んで
冷蔵庫の野菜室で保存します。

1~2日保存できますが
早めに食べましょう。

追熟が早い夏と遅い冬、季節別バナナの保存方法

夏のバナナの保存方法

気温が高い夏は
シュガースポット(茶色の点々)が
出てくるのが
他の季節より早いです。

ですので
熱い夏場などは
冷蔵庫での保存がおすすめです。

食べごろのバナナは
冷気を直接受けないように
一本ずつ新聞紙や
キッチンペーパーに包み
冷蔵庫の野菜室で保存します。

常温で保存するより
少し長く保存できますよ。

様子を見ながら
早めに食べてくださいね。

シュガースポットが
出る前のバナナを冷蔵保存すると
完熟前なので
甘くならなくなるので
気を付けて下さい。

他にも
シュガースポットが
出たバナナは冷凍保存
おすすめです。

冷凍保存をする場合は
皮をむいて一口大に切り
保存容器に入れて
重ならないように
並べて冷凍します。

ねっとりした甘いバナナを凍らせると
アイスクリームのみたいな感じになって
夏場のおやつにぴったりです。

冷凍の日持ちは
2週間程度です。

冬のバナナの保存方法

冬は気温が低くなるので
なかなかシュガースポットが
出てこない場合があります。

そんな時は
バナナを袋から外して
新聞紙やタオルなどで包み
ビニール袋に入れます。

比較的暖かいリビングなどで
保存すると
シュガースポットが出てきて
食べごろになります。

まとめ

バナナには
豊富な栄養が含まれていますが
でんぷんの多い青いバナナから
糖が増える完熟まで
色々な栄養の変化があります。

摂りたい栄養素の時に
それぞれのバナナを試してみて下さい。

バナナは
栄養のバランスも良いので
離乳食の食材としても役立ちます。

離乳食で使う場合は
食べやすい固さにしてください。

たくさん作って
冷凍保存をすると
バナナが傷む心配が無く
アレンジもしやすいですよ。

バナナの保存は
常温保存にむいていますが、
気温の高い夏は
追熟が早くなります。

熟したバナナを長く食べる為に
冷蔵や冷凍保存がおすすめです。

寒い冬に追熟が進まないときは
新聞紙やタオルに包んで
ビニール袋に入れて
比較的、暖かい部屋で保存をすると
追熟が進み食べごろになります。

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